ついに~私達の命の小さな天使がやって来ました(新北市 中和在住)
結婚当初は、すぐに妊娠しようという計画はありませんでした。主人は一人っ子でした。社交の場では「結婚して何年になる?産む準備はまだか?まだ2人の世界を楽しんでいる…」など問いかけを挨拶代わりに聴いていたので、何かの集まりがあると自然と注目を浴びるようになりました。このことは、年を取るにつれて、日ごとに私が向き合いたくない問題になっていったのです。
光陰矢の如しで、3年、5年と規則的な生活を送ってもまだ自然受精できませんでした。絶えず耳に入るひそひそ話に向き合いました。年長者の肉親が孫の顔を見て悠々自適に過ごせないという空しさも感じました。それらに促され、子宝を求める切実な期待を胸に、私達の妊娠計画が始まりました。不妊症医師の助けを求めてその『活力』に期待したのです。
張先生のところに来るまで、私達は人工授精の治療コースを2回受けましたが、結果は願い通りには行きませんでした。その後、西洋医のほかにも漢方の医療法での体質調整も行いました。その間に、親友達の紹介を受けて北から南に、みなの口コミを頼りにいわゆる不妊症の漢方・西洋医や、医師の権威と言われる方々を尋ね歩きました。費用がかかり、心理・体力を使い果たしだけでなく、失敗、失敗、また失敗の挫折を重ねて、恐れ、そして自信喪失が芽生えて、何度もあきらめようと思いました。それでも何もしなければ完全に希望はないのです。こんなふうに、希望と失望のなかをさまよっていました。する、しないの選択に苦悩してから恐怖と不安がありました。幸いそんなものもみな子供が欲しいというこだわりに打ち負かされました。一層努力することで勇敢に向き合うことを選んだのです。
大体今年の5月に、何とも幸運で、ある報道で中国医薬学院の張宏吉先生が行う「自然周期療法」について知ったのです。その後、偶然にも親友達からも張先生を推薦されました。最初の頃は、台北に住んでいたため台中に戻って受診するのは少し面倒だと思ったのですが、もう1回試してみようという気持ちで、 主人と受診に伺いました。 張先生が行う治療法で、一番心動かされたのは– 「注射が少ない」「費用が安い」という2点でした。 そのため自分が知っていた従来の療法とは違いました。死んでも試験管内受精を拒み続けてきた私は、8月から張先生の治療を受けようと決めたのです..。
初診時には、張先生を目にしたら、張先生が休暇を取られるのは住み込みの医師が診察するからだと思いました。(それは歳を重ねているはずなのに張先生の顔には全然その痕跡がなく…若過ぎると思ったからです)~~。そのうえあれほど若くして主任になったのに、少しも気取った感じがなく、とても親しみが湧きました。治療期間には、張先生は絶えず私達に自信を与えてくれました。とりあえずやってみるかという気分だった私達ですが、自信が増してきました。専門治療は、注射、採卵から胎芽移植まで、治療コース全体でどんな違和感もありませんでした。 幸いにも、9/11に胎芽を移植し、9/25朝には今回も失敗するはずだから妊娠検査はしたくないと思っていたのですが、主人の「検査してみな。結果が出なくたって別にいいじゃない」という一言に励まされ、勇気を奮い起こしてトイレに行きました。そしてついに…私は伝説の2本線を目にしたのです﹗﹗それでも私はやはり信じられず、ちょうど当日は休みだったので、真っ先に再診を受け、採血して結果を確認しました~ついに思いがかなったかのように、先生の口から「おめでとうございます。妊娠しましたよ」という一言を聞きました。この一言を私は心の中でどれほど長く待ち続けたことでしょう。ついに子供を持ちたいという私の夢がかなったのです。全てのことに、張先生の手助けがいただけたことを大変感謝しております。私達が一回一回の試練に打ち勝つのを支えてくださったのです。そして張先生のコウノトリチームのメンバー一人一人が持つ専門技術ときめ細かいサービスにも感謝いたします(皆さんはいつもお昼時は忙しく、食事の時間もありませんでした。「食事しましたか﹖」と尋ねると、皆様は「まず患者のことが終わったら食事するようにと、張先生はこだわってらっしゃるので」とお答えになりました。彼らはこのように自分を犠牲にして私達に幸せを考える偉大なチームなのです。菩薩と小さな天使の化身と言っても嘘ではないでしょう)。今年は私が結婚して8年目ですが、一生で一番記念すべき1年にもなりました。
初めて人の母になった喜びは言葉では言い表せません。不妊症だったあの日々を振り返ってみると、本当に身、心、精神の苦難でした。そして今日、私はついに願い適って我が子を持てる喜びを感じています。このような話を聞いて、今までは簡単にあきらめていた不妊症患者の皆様に、もう一度努力する勇気を奮い起こしていただければと期待しています。そしてすでに治療コースを受けている皆様にも願いがかなうようにお祈りします。~コウノトリができるだけ早くあなたの家の玄関に来ますように。