不妊症の友人達は一人一人に自分だけの体験談があります。妊娠への道のりでは、私は無数の苦しみを味わって来ました。それでも一回一回の辛酸な体驗、失望の挫折にも負けませんでした。私は一歩一歩前進しました。それも1人の子供を求めるためだけにです。そして最後に、私はついに自分の幸福を探し当てたのです。この体験談に触れることで1人でも多くの友達が励まされ、最初に持っていたあの夢がかなうよう努力を続けていただければと思います……。
私は36歳、彰化在住で、主人と結婚して8年になります。結婚後1年目では妊娠しなかったので、どうしてか知りたくなり、まず秀伝病院に行って卵管造影を行いました。検査結果は正常でしたが、受精できないままでした。私はこれには気落ちしましたが、妊娠に積極的だったので、まだあきらめていませんでした。その後産婦人科に行き、数回の人工授精をして、期間全体で合計5万余りの出費になりました。期待で胸いっぱいでしたが妊娠検査の結果はやはり失敗でした。私は心が萎縮してしまいました。心の中で、妊娠は本当にここまで大変なものなのだろうか?と感じました。ですが他人の家に嫁ごうと決めたからには、そこの家族にそれに見合ったことをしなければ、という後ろめたさを感じました。そこで私は、早速産婦人科診療所に行って試験管内受精を行いました。治療コース全体では3カ月余りの時間を費やし、全過程で100本にもなる排卵誘発剤を注射し、費用も30万に達したのです。時間も金銭も投入し、大きな希望を抱いて結果を待ちました。しかし妊娠検査日当日には悪い知らせを受け取り、私の心も砕け散りました。体と心に重いショックが圧し掛かり、私はますます自信をなくし、妊娠はできっこない幻想だと思うようになりました。その後、漢方薬治療を試してみました。こまごまとしたものが重なり3万元余りを薬材費がかかりましたが、やはり効果は現れませんでした。科学的な方法ではかなわなかったので、私は大小さまざまな廟に行き神頼みの占いをしました。子宝への道のりだと言って、数え切れない金銭と労力を費やしてあちこち奔走したのです。あちらこちらで散財してしまったのです。こんな境遇を話しても、友達にさえ信じてもらえませんでした。ですが子宝を求めるために、それ以上の金銭、時間、労力が必要だとしても私は大胆に試してみました。或いは神様が私の願いを聞き入れ、天国に直接通じる道を与えて下さったのかもしれません。ついに私は自分の命の中で大切な人に出会えたのです………………………….
偶然友達から、彼が張宏吉先生のところで試験管内受精を行い、1回で成功したと聞きました。私はこの話に大いに励まされました。私はびくびく頼りない気持ちで、友達に付き添われながら、中国医薬大学付設病院生殖医学センターにやって来ました。初めて張宏吉先生を目にして、自分の心が歩んできた道のりをお話ししてしまいました。私は彰化で虱目魚(サバヒー)粥を売るお粥店で働き生計を立てています。こつこつお金儲けをするのもかなりしんどいですが、妊娠のためなら、数万にもなる出費も惜しくはありません。張先生の外来を受けてから、私にはかなり自信が湧いてきました。張先生と先生の医療チームも私を励まして続けてくれました。私は勇気を出してもう1回試してみようと思いました。それに彼らにはとても親近感を感じたので、張先生のところで自然周期試験管内受精を受けようと決めたのです……。
治療コース全体では私は7万元余りかかりました。排卵誘発剤の注射は予想外に少なく、合計4本だけでした。麻酔が完全に不要な採卵にはかなり好奇心を持ちました。それでも実体験から、張先生の採卵技術は本当に完全に受け入れられるものだと断言できます。完全に痛くないとは言えませんが、この程度のかすかなだるい刺すような痛みなら、完全に私の我慢の範囲内でした。私は合計9つの卵子を採取し、3つの胎芽を移植しました。過程全体ではかなり気を楽にできました。その後では私は昼も夜もいろいろ考え、妊娠できないのではとずっと心配でした。夜もろくに寝付けず、食事も喉を通らず、あのことが気になって頭がいっぱいでした。そして妊娠検査日が来ました…。私は夜通し寝付けず緊張して妊娠検査薬を使って妊娠検査をしました。2本線が現れたのを目にしたら、私はその場で泣き出してしまいました。私は自分が見たものが信じられませんでした。翌日すぐに張先生の外来に行き採血しました。確定でした…。私は本当には妊娠したのです!本当にお母さんになるのです!それから5週目に胎嚢を撮影し、7週目に鼓動を撮影し順調だと分かりました。初めて自分の赤ちゃんの鼓動を聞きました。ここまで素晴らしいと感じました。小さな生命が私のお腹にいるのです……私にこの天使をもたらしてくれた大切な人こそが---張宏吉先生でした。
お母さんになった感覚をどう例えたらいいのでしょうか?まるでさまざまな言葉、そしていっぱいの喜びで心が満たされているようです。ですがあの幸福な味わいは言葉では言い表せません。今私の主人は子供の出産のために、今まで以上にお金儲けに励み、家庭のために尽くしてくれています。友達の一人一人が私の心が歩んだ道のりを目にし、あきらめきれない気持ちでした。私が流した涙、味わった苦しみは、思い出すごとに悲しい辛さが蘇ります。しかしその一切はついに終わり、報われる時が来たのです。自分の子供がついに私のもとにやって来ました。願いがついに神様に聞き入れられたのです。私はこの喜びの体験談を不妊症に悩む全ての友達に話したい-そんな気持ちでいっぱいです…。
私は将来、麗らかなある日に、主人と私が手と手をつないで、肩と肩を寄せ合い、私が懐に小さな赤ちゃんを抱く姿があればと思っています。それが私達の愛の結晶であり、家族の一員でもあるのです。私達は一緒に笑いながら、赤ちゃんの成長を見ながら、日々が一日また一日と過ぎ去っていくのです。これこそ幸福なのです……。