私と主人は共に医療従事者です。三つ子を妊娠しましたが、一人は子宮内に、残りの二人は子宮外にいました。その日は全身冷や汗をかいて、お腹がどうしようもなく痛かったです。張医師は腹腔鏡手術を行うことなく、簡単に子宮外妊娠を処置し、子宮内の胎児を守って下さいました。

私は台北市在住で、主人とは結婚してもうすぐ3年になります。
私と主人は共に病院で働いている医療従事者だったこともあり、私自身が患者の立場になるとは思いもよりませんでした。病院勤務だった私は張医師のもとではなく、勤務先の病院で人工授精の治療を数回受けました。しかしいずれも上手くいきませんでした。

あきらめてしまおうかと思ったのですが、張医師のところで人工授精をしたことがある、先輩でもあり同僚でもある方から紹介を受け、私も張医師のもとで治療を受けることにしたのです。

私は自然周期の治療ではなく、従来の治療を一度受けました。ラッキーなことに、私はたった1回の治療で妊娠しました。しかしその後分かったのですが、私は普通の妊娠のほかに、子宮外妊娠もしていたのでした。赤ちゃんは三人いたのですが、そのうち二人は宿るべきところではないところにいたのです。

その日は身体に耐えられないほどの激痛が走ったため、張医師の診察を受けました。幸いにも、張医師は最先端の技術を用い、処置して下さいました。子宮外妊娠の場合、全身麻酔で腹腔鏡による手術が一般的ですが、その方法では正常なはずの胎児にも影響が出てしまいます。張医師の治療法のおかげで、私はお腹の赤ちゃんを一人守ることができました。張医師には大変感謝しています。張医師に安心して処置をお任せすることが出来ました。

私は勤務先の病院で2回の排卵検査を行いました。そして失敗しました。人工授精も1回受けましたが、うまくいきませんでした。私がホンジクリニックで治療を受けていて感じたことは、ここはとても温かいところであること。張医師もとても丁寧で、私達がどのように治療を進めていきたいのか、しっかり私たちの声を聞いて下さいます。出来る範囲で、お互いの要望にこたえる感じです。

大きな病院の第一印象というのは人がたくさんいて、寒々しいのです。一人また一人と中に入っていき、機械的な感じがするのです。ホンジクリニックでは個人に合わせたそれぞれの治療内容があり、たくさんの医療スタッフやその他スタッフの方々に気にかけて頂け、とにかく安心して治療を受けることが出来ました。

私は担当医を信じるべきだと思います。その先生に診察を受けるのだから、医師の技術を信じ、治療内容にも自信を持ち、十分に医師と話し合うことが大事だと思います。また、医師の協力の他に、自分も努力するべきです。不妊治療を行ううえで、女性の負担は大きいです。自分がメインで、私さえ頑張ればいいと思いがちですが、実は男性側の頑張りもとても重要なのです。なぜなら傍で応援し寄り添ってくれるパートナーがいるからこそ、私達は自信を失わずにいられるのです。妊娠というのは一人で行うことではありません。

私達は妊娠の為に、たくさんの事前準備をしました。なぜかというと、妊娠する前に、心身と精神の心構えが必要だと思ったからです。心身と精神の心構えというのは、身体と心を良い状態にしておくということ。ビタミンを積極的に摂取したり、身体の具合を整えておくことです。また、愉快な気持ちを保つことも重要です。

宗教や信仰はそれぞれで、クリスチャンで教会で祈りを捧げる方もいれば、私たちのように毎晩お寺でお経を上げたりする方もいるでしょう。或いは個々の方法で明日も平和であるようにと祈りを捧げる方もいるでしょう。
私は治療を受けている間は、穏やかな気持ちでいることがもっとも大切だと思います。

実は、子宮外妊娠が見つかったのは想定外でした。というのも、子宮外妊娠の確立は約5%ほどだと知っていたからです。しかし、このたった5%の確率に、私は当たってしまったのです。でも私はラッキーな方です、なぜなら私はここで人工授精の治療を受け、子宮外妊娠が分かり、すぐに処置に来れたからです。その日はお腹が痛くて、とても苦しい思いをしました。子宮外妊娠というのは大変耐え難い苦しさでした。私はすぐに張医師に助けを求めました。

張医師のもとで治療をするように薦めてくれた先輩も、実は子宮外妊娠の経験があり、張医師の最初の患者として処置を受けていたのです。その為、私達は張医師が子宮外妊娠の患者に対してどのような処置方法をするのか事前に知っていました。事前に予習もしていたし、経験者の先輩にも色々話を聞いており、また予防注射も受けていたので怖くはありませんでした。もちろん処置方法については、張医師とも十分に話し合いました。

いずれにせよ私達は正常に妊娠している一つの命を守りたかったのです。二つの命は子宮外妊娠となってしまいましたが、少なくとも私達はまだチャンスがあると思うのです。だから一番安全な方法で処置する必要がありました。私達は張医師のもとに来て問診を受け、その日のうちに手術を受けました。手術後はしばらく休み、検査を受けました。子宮外妊娠となっていた二つの胚は消えていました。

私はとてもラッキーだったと思います。というのは、子宮外妊娠の患者は大変苦しい思いをするからです。私は今日皆さんの前で私が体験したことをお伝えしていますが、ほとんどの経験者は私のように話をすることはとても困難だと思います。治療の度に緊張し、期待する。期待するから結果が伴わなかった時に失望する。毎回チャンスがあるんだと期待し、でもそれが失敗に終わるととても落ち込みます。先ほどもお話したように、明るい気持ちを持つということは大変重要です。なぜなら、いつかは成功するという希望を、やはり持ち続けなければいけないからです。

時にはわらをもすがる思いで、宗教に助けを求める人もいるでしょう。私たちもたくさん神頼みをしました。私達は仏教徒なので、毎晩主人と一緒にお経を読みました。クリスチャンの方は、神に祈ってもいいでしょう。誰にすがっていいのか分からなかったので、私達は神様にすがったのです。私達は子宝の神様にお参りにも行きました。それでもまだ足りないような気がして、医師の診察を受けながら、お参りも続けました。心のケアというのは、本当に大切です。

私達は治療の前にたくさんの下準備をしました。治療しようと決めてその足で来たわけではありません。先ほどもお話したように、私はここで人工授精を受け、幸いなことに妊娠し、残念なことに子宮外妊娠であることがわかりました。私は3つの胚盤胞がありましたが、1つはお腹の中に、残りの2つは卵管に着床しました。その日はお腹が痛くてたまらず、朝早くに張医師のもとを訪れたのです。張医師を待ちながらお腹が痛くて、冷や汗をかきながら倒れそうにまでなりました。本当に苦しかったです。

私は病院で働いているので、通常の子宮外妊娠の処置方法を知っていました。通常は全身麻酔で腹腔鏡による手術をします。子宮の中をすべてきれいにしてしまうのです。しかし、私達はお腹の中に正常な胚があることが分かりました。なんとかその正常な胚は失いたくないと思いました。私は自分がラッキーだったと思います。ここにくるように薦めてくれた先輩も子宮外妊娠の経験者で、先輩も張医師に処置してもらったのです。先輩も正常な胚を残すことが出来たのです。となっては、私は張医師のもとに来ないわけはありません。

その日はとにかくお腹が痛くて、病院に来てすぐに手術を受けました。子宮外の二つの胚は処置してもらい、正常な胚は残してもらいました。正常な胚は今のところ健康なようです。一連の過程で、気持ちの浮き沈みはありました。何度も申し上げているように、明るい気持ちを持つことは本当に大事です。健康な身体でいることも、お腹の中で一つの命を育むのに欠かせない要素です。私は皆さんより一歩先に妊娠することが出来ました。でも皆さんもきっとすぐに成功出来ると思います。ありがとうございました。