私と主人は晩婚系の部類に入るでしょう。結婚後1年余り、何の知らせもありませんでした。その後同僚から、彼らの親戚に台湾中部にある有名な産婦人科病院で無事出産できた人がいると聞きました。そのため私達夫婦は時間を見つけて診察に伺いました。病院側にはすぐに一連の検査を手配していただきました。先生は私達に、「ご主人の精子は活動力が弱く、自然受精の確率は低いですね。まず1度、子宮内人工受精を試されては?」と勧められました。ですが結果は…1本の線でした。そのためまた少しの間休息を取り、翌年7月にもう一度再診を受けました。先生からは従来の試験管内受精を直接勧められましたが、結果は失敗でした。先生からは「今回着床しなかった原因は確率の問題なので、もう1回挑戦したら、可能性があるはずです」と言われました。私達夫婦は相談してから、先生の専門性を信用しなければと思ったので、また2回目の試験管内受精を試してみました。当選発表日が来ましたが、やはり1本の線でした。その時、気持ちはどん底で、身も心もショックでした。失望・寂しさ・孤独感・悔しさと、ネガティブの気持ちで心がいっぱいになりました…ここまで重大なショックに直面したので、会社には1カ月の無給休暇を取りたいと相談しました。会社の上司達は私の境遇を深く察してくれ、休暇を許可してくれました。
私はすでに従来の試験管内受精のコースを2回受け、排卵誘発剤を50~60本注射して、その苦痛と辛酸に耐えました。治療コースも長い時間がかかっていました。ちょうどそんな時、うちの会社の同僚が、15年不妊症だった人が妊娠に成功した事例を報道したとのニュースを目にしました。転送されてきた参考資料には、張先生が提倡する自然周期試験管内受精コースについてでした。服薬を中心に、注射を補助とし、採卵では全身麻酔が不要で、苦痛は極めて少なく、費用は従来の試験管内受精半額とアピールしていました。
その後2010年になると、まわりの友達や同僚から無事出産の知らせが届き、私も勇気が出てきました。そして張先生の外来受付を済ませると、初診時には看護師がとても詳しく私の病歴を尋ね、記録して下さいました。張先生にお会いした時には、私達は1つの理念を聞きました。「縁を築く。努力が報われても報われなくても …………….お金儲けは王永慶氏のようになるためではない。生浩の質を高めるためです。試験管内受精をしても必ずしも妊娠する訳でありません。チャンスが少し増えるのです。不妊症患者にとっては、しなければほとんどチャンスはやって来ない。試してみなければ、自分が妊娠する可能性はないじゃないですか? 一躍成功したら儲けものです。絶対に損得感情を持ちすぎないようにして下さい。そうすれば生活は楽しくなりますから」という話でした。
「まず2カ月の卵子を集め、品質が良いものを選んで胎芽を移植すれば、成功率が高いです」と提案されました。ですが今回の当選発表でもやはり妊娠していませんでした。嘉柔さんからは「落ち込まないで下さい。今回私ども医療チームはお役に立てず申し訳ありませんでした。張先生の医術を信頼していただけるのなら、1カ月休息してから再診にいらして下さい」と宥めて下さいました。私は不定期で張先生のブログを訪問し、成功した事例の掲載内容を見ながら深く感動し、一筋の希望が再燃しました……張先生の専門生殖センターに安心してお任せしようと決意を固めました。いずれにせよいい知らせが届くと思ったのです~
再診では張先生は大変遠慮がちに、「一緒に努力する機会を私共に与えていただき、お2人に感謝します。もう1回『試して』見ましょう。成功失敗に『こだわらないで』下さい~」とおっしゃいました。
お医者さんは私達に、今回は当月中に移植するか、それとも2カ月採取するかと尋ねられました。先生は私の頼りなさそうな表情を目にして、「……今月中の移植ではプレッシャーが大きくなるので、やはり2カ月卵子を採取してから、移植しましょう」と提案されました
11月にゴナールエフ150単位x3回を注射し、4つを採卵して先に凍結
12月にゴナールエフ150単位x4回を注射
12/17に再診で卵泡がまだ小さすぎるのを観察し、1本追加で注射
12/20にまた再診で卵泡がやはり小さ過ぎたので、2本追加で注射。先生からは「薬剤を加え過ぎず、卵子を少しずつ成熟させます。今回は子宮内膜に比較的厚みがあるので、移植はかなり可能性がありますよ」と言われました
12/23に再診で卵泡の大きさを追跡調査
12/25に再診で卵泡の大きさを追跡調査。先生から採卵可能と言われる
12/27 3つを採卵
12/29 4つを移植。移植前に張先生から胎芽の分裂状況を見せていただく。6-7個の細胞に分裂し、成功の可能性が非常に高いとのこと
移植後手術台で20分休憩しました。手術室から移る時に、胎芽室での培養担当の研究員から、「今回の胎芽はとてもきれいでした。帰宅したらゆっくり休憩されて下さい。妊娠率は高いですよ!」と言われました。
病院で4.5時間続けて横になってから、家に帰りました。その後は、当選発表日がやって来るのを待ったのです。
病院を出る前には嘉柔さんからも「食事について刺激性がある辛いもの、揚げ物は一時的に食べないこと、ゆっくり歩くこと、臭いをかいだり、身を起こしたりするのはお腹の力でしないこと、大笑いしないこと、なるべく横になって休憩すること、愉快な気持ちを保つこと、そうすれば出産の成功は自然にやって来ます」ときめ細かく指示をいただきました。
1/14にまず家で自分で妊娠検査を行い、ついに伝説の2本線を目にしました。上から描いたんじゃないですよ~
私と主人はそれを見てから本当に大喜びで、感動の涙で目が潤んでいました。それから、主人は身を翻して更衣室に行き、気分を落ち着かせると、人知れず喜びの涙が滴り落ちていました。病院に行って採血検査をする前に、まず診察室で受付を済ましました。そして最初に言琪さんに朝家で行った妊娠検査の過程をお話ししました。言琪さんは手元の妊娠検査薬で少しずつぼんやりと2本目の線が浮き上がってくるのを見ながらその場で私達におめでとうございますと言ってくださったのです!!
当選発表結果を慎重に確認するため、その後やはり採血検査をするようにと言われました。午後になって報告が出てきました。暁鈴さんから電話があり~~~本当に妊娠しましたよ!! と報告を受けました。
張先生と医療チームの暁鈴さん、言琪さん、兆容さん、嘉柔さん、芷姍さん、静茵さん、そして主人には、病院で行った検査の全行程で私に寄り添っていただいたことに本当に感謝いたします。私の小さな天使はついに私のもとにやって来たのです~私だけの赤ちゃんがもう自分のお腹に宿っているのです!
今、妊娠9週目になりました。張先生は赤ちゃんの力強い鼓動を私に聞かせてくださいました。そしてこの尊い喜びを体験談としてお話しすることで、いま努力されている未来のお父さんお母さん達一人一人にお伝えしたいと思います。
AMY 2/21/2010