私は今年36歳になります(台北市在住)。結婚して6年で、結婚した年にだけ避妊を計画していました。そして避妊をやめてからもずっと妊娠していませんでした。一連の検査を受け、もちろん卵管造影、血液検査を行い、主人も精子検査を受けましたが、何も問題がありませんでした。その期間に私は努力して運動をし、ヨガをして、台湾北部で高名な漢方医を尋ねて回りましたが…やはり知らせは来ませんでした。2007年、私は初めて子宮内人工受精を試してみました。毎日自分で注射して、更に病院に行ってダラダラと長い行列に並びました。精神的な苦しみは肉体的なものより大きかったです。初回が終わっても成功しなかったので、私はそれから2年間、このことを考える勇気が出ませんでした。2年後、再度勇気を奮い起こして2回目の子宮内人工受精を行いましたが、結果はまた失敗でした。その期間に私は試験管内受精の治療コースについて検索したことがありますが、そこでの体験談を読むと更に怖気づいてしまいました。従来の治療コースでは大量の注射剤を注射し、全身麻酔を行う採卵などは、全て望もうにも怖気づいてしましました。体験談では採卵後に、心身ともに疲れ果て車に乗ったらそのまま号泣したお母さんもいました。こういう苦難を全て経験しても、必ず妊娠に成功するという保証はないのです。そこで私は子供がいない家庭生活をじっくり楽しめばいいじゃない、と自分を説得しようとしてみました。そんなある日、私はメディアで張宏吉先生の自然周期療法を見かけました。今になって考えてみると、あれが私の生命で特別な意味のある1日となったのです。
2010年12月2日(生理の2日目)、私と主人は台北から車を運転して台中の中国医薬学院付設病院に行き張先生にお会いしました。若く、率直で、自信に溢れた張先生に私達は少なからぬ希望を感じました。ですが先生は私達には「受精の成功率は年齢に伴って減っていきます。試験管内受精であったとしても、100%の成功率はありません」とありのままにおっしゃいました。ですが張先生による「服薬を中心に,注射を補助」する治療法のことを聞いただけで、私にもう一度試してみよう勇気が出てきました。
1週間薬品を使い(その期間には注射は4本のみ)、台北で程医師 (張先生の後輩) に卵泡の大きさを撮影していただいてから、すぐに12月9日に台中に戻って再診を受けました。そして張先生の確認のもとで、12月11日に採卵をしました。卵子は合計5個採取し、そのうち3つが使えました。そして12月13日 には移植を行いました。
採卵の過程ではとても気を楽にでき、麻酔は不要でした。過程では多少だるさを感じただけでした。受精卵移植前にも、まず受精卵の分裂状況を見ました。その時、私の3つ受精卵では1つが分裂を始めただけでしたが、やはり3つとも子宮に移植しました。移植の過程でも何の違和感もなく、移植後にはベッドで2時間横になり、それから台北に帰りました。
12月29日には、私はついにこの数年間ずっと見かけたかった2本線を検出したのです。全ては夢でも見ているようでした。6年待ったのに、わずか1カ月の期間で、排卵誘発剤を4本注射し、再診を4回して、従来の試験管内受精の半額の費用だけで、気を楽にして生命中の小さな天使を待ち望んだのです-そんなことができるなど、誰が想像できるでしょう! 1月22日、鼓動を撮影しました。主人は信じられない気分で超音波写真を見ながら、その場で感動の涙を流してしまったのです。私を労わってくれた父も、喜びながら私達に付き添って一緒に病院に行ってくれました。
人生には出くわすことはあっても求められないことはたくさんあります。出産・育児もそうです。しかし子宝への道のりでは、もし全力で支えてくれるパートナーに専門的な医療チームが加われば、このような結果も遠い道のりではなくなります。診察室では他のお母さん達からしょっちゅう体験談を聞きました。1回で成功した人もいれば、3回しなければ成功しなかった人もいます。彼女達は本当に希望をあきらめなかったのです。あなたも必ずあの伝説の2本線が検出できるでしょう。そんな将来も遠くないと信じています。
張宏吉先生と医療チームの皆様一人一人に感謝します。皆様の専門性と親しさの力で、子供を授かることが気を楽に簡単にできるようになるのです。