宏孕生殖醫學中心

私の卵子を受け取った不妊に悩むご夫婦の夢が叶い、可愛くて健康なベイビーが授かる事を願っています。

私は6月にエッグドナー説明会に参加しました。説明会が終わった時にはもうエッグドナーになる事を決めていました。説明会では担当の方がとても詳しく話をしてくれ、疑問に思った事には全て答えてくれました。(お茶菓子もありましたよ!)

登録が終わり、大体1ヶ月程待った7月末にマッチング成功の連絡が来ました。最初は半年くらい待つだろうと思っていたので、こんなに早く知らせが来るとは思いもよりませんでした。マッチングが済むと、生理の初日にクリニックに連絡を入れます。私は生理の3日目に診察へ行きました。その時の生理の出血量が少なかった為、検査を受けると水腫が見つかりました。膣の中に水腫があった為、出血量が少なくなっていたようでした。でもこれは大した問題では無く、処方された薬を2週間飲めば解決しました。

薬が飲み終わる3日前、生理がきたのでクリニックに連絡を入れ予約を取りました。検査の結果は問題なしだったので、排卵誘発剤の注射と薬を始めました。初めて注射を打った時はとても驚きました。急にお腹に何か刺激性のものが入ってきたような感じがして、正直他人の為になんでこんな大変な事をしないといけないんだろう?と思いました。でも10秒程で痛みは消えました。そこから始まった毎日の注射は特に痛みも無く、少しだけチクチク感じるくらい。クリニックは日曜日がお休みなので、日曜日の分は自分で打つ必要があります。練習も兼ねてクリニックで注射を打つ時は自分で打ち、看護師に見て貰っていると、勇気があるねと褒めてくれました。

私は自分で注射を打つ方が痛くないと思いました。注射と薬の関係でお腹がだんだん脹れてきたような感じがしました。でも耐えられない程ではなく、普段どおりの事は出来ました。あっという間に採卵の日になりました。(採卵の二日前に排卵促進剤と鼻スプレーを持って帰ります。これは必ず決められた時間に使う必要があります)朝8時半、クリニックに行き手術前の検査を受けます。検査が終わると上の階に行き、服を着替えて順番を待ちます。私の他にも何名か同じ日に採卵の人がいました。順番を待つ間少し寝ました。(回復室は一人に1台の椅子があり、カーテンで個室のように仕切ることが出来ます。椅子はとても気持ち良くて寝てしまいます)手術室に入り椅子に座ると、麻酔科医が麻酔を打ってくれ、すぐに眠ってしまいました。手術室に入るところから麻酔を打つまでほんの1分程でしょうか。起きた時にはもう回復室の椅子の上におり、お腹が張って少し苦しかったのでもう少し寝ることにしました。午後1時になろうという頃、私はようやく起きました。看護師の方が栄養食品と抗生物質、痛み止めを持って来てくれ、決められた時間に飲むようにと言いました。

服を着替え、家に帰って休む事にしました。手術を受けた当日はとても疲れて、とにかく横になっていたかったです。歩くときもお腹が少し痛むのでゆっくり歩きました。
翌日もお腹はまだ張った気がして、妊娠5~6ヶ月のような。お腹が大きくて少し苦しかったですが、横になっていなければいけない程では無く、私はアルバイトに行き普段どおり働きました。ただむくみが酷く、この日からは別の栄養食品を飲み始めました。
3日目、足がとても浮腫んでいました。この日はクリニックから栄養費を取りに来るようにとの連絡を受けました。夜はフットマッサージを受けに行き、家でも30分ほど温かいお湯に足をつけ、寝る時は足を高くして寝ました。
今日は4日目です。朝起きてみるとお腹は半分くらいで妊娠3ヵ月くらい、足ももうむくみでパンパンという事はありませんでした。段々元の様子に回復している気がしました。夜また栄養食品を買いに行き、もうしばらく何日か飲んでみる予定です。手術が終わった翌日から毎日栄養食品を飲んでいるので、顔色も良くなりました。せっかくなのでこのまま1ヶ月程続けてみようと思います。もう不調なところはほとんどなくなりました。

最後に、私は25個の卵子が採れ、そのうち21個が成熟な卵子でした。栄養費は満額を頂く事が出来ました。私がエッグドナーになる事を決めた最大のきっかけは栄養費ではなく、毎月頑張っている不妊に悩む女性を助けたいという思いからでした。私の卵子を受け取った不妊に悩むご夫婦の未来がどうなるのか分かりませんが、彼女の夢が叶い、可愛くて健康なベイビーが授かる事を願っています。
最後になりましたが、クリニックのスタッフの方々は、院長だけでなく看護師も受付の方も皆優しく、何か不調があればすぐに戻って来るようにといつも気にかけてくれました!